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洋装が一般的になった現在では、着物を着用して外出することは非常に珍しくなっており『紋付袴』を着用したことがないという人も多いことでしょう。 その為、紋付袴と聞いても、それがどういった物でどのような場面で着用すべきものなのかイマイチわかっていないという人がほとんどかもしれませんね。
そもそも紋付には、第一礼装に当たる『黒紋付き』と一般礼装になる『色紋付き』の2種類があり、どちらも紋付の羽織と着物、袴を穿くのです。この二つの違いは、 表面が柔らかな黒地の着物と羽織に縞柄の袴スタイルが「黒紋付き」又は「黒紋付き羽織袴」と呼ばれるスタイルで、黒以外の着物と羽織、袴を穿いたスタイルが色紋付きです。 これらの礼装着には一定の和装のルールがあり、それに則った着用方法を守る必要があります。
例えば、黒紋付きを着用する場合には、足袋と羽織紐は白の物を使用するなど細かなルールがあるのです。 面倒くさそうと思うかもしれませんが、日本の伝統として受け継がれてきた第一礼装であり、現在でも結婚式や卒業式など、様々な式典の際には紋付き袴が利用されることも多いです。 また、先日ノーベル賞の授賞式で、本庶佑氏が約半世紀ぶりに黒紋付き羽織袴姿で出席したことは世界中で大きな話題になり、紋付袴が非常に注目される和装となっています。
紋付袴は現在でも様々な場面で利用されています。「紋付など着用したことがない!」と考えている方でも、記憶をたどってみると七五三で羽織袴は着用したのではないでしょうか? もちろん、七五三以外にも、様々なシーンで紋付袴が利用されています。
成人式の装いは、女性は華やかな振袖を着用し、男性はシンプルなスーツ姿というイメージが強いかもしれませんね。しかし近年では、せっかくの成人式なので仲の良いグループで色紋付きで合わせるという人も増えています。 普段着用することのない紋付ですので、特別感もあり記念日に最適な男性の装いと言えるのではないでしょうか。
大学・大学院・専門学校などの卒業式でも近年紋付袴を選択する学生が増加しているそうです。卒業式の場合は、生徒を見送る側の先生の装いとしても礼装である紋付袴が適していると言えます。
近年の結婚式は、神社挙式はもちろん、披露宴に黒紋付きが着用されることが非常に増えています。また、新郎新婦のお父様に関しても、モーニングの代わりに紋付袴が選ばれる機会が大変多くなっています。